第154号 私の目指す処(2)

95歳の患者さんを筆頭に90歳以上の方が、現在10数名元気に通って来られる。
カクシャクとしてお話もしっかりし、冗談を交えながら楽しく治療をさせて頂く。
大正10年生まれ亡くなったお袋と同い年の方、自分の母と思いつい気持ちが入る。
それにしても入れ歯であれ御自分の歯であれ、よく噛める方の元気の良さに驚かされる。
先日お見えいただいた時「先生これ食べてね」とチョコレートを戴く。
過去最高齢の方の、バレンタインデーのプレゼント、2人の孫からのプレゼントに感激し、又違う感激をする。
「来年も又あげられる様に」と仰る。
「是非待っていますよ」とお答えし必ず来年も再来年もその先まで、待っていますよ。
と心から願う。
本当に皆さんお元気で、浅草の心意気を見せて下さる、「あんたが具合悪くなったらホントに困るんだから
身体に気をつけて貰わないと駄目だよ」
逆に発破を掛けられる。
有難い人達である。
自分自身の目指す処は、此処である。

第153号 私の目指す処

各治療分野においてエクスパートに、ならなければ開業医として様々な患者さんの症状に対応出来ない。
これは大学時代の恩師の言葉であり、又親父の言葉でもある。
入れ歯を入れる、虫歯の治療をする、被せる、歯を抜く、根の治療をする、歯並びを替える、インプラントの処置をする。
等々それぞれ技術を要し大学で基礎を勉強し、学会、講習会、研究会で修練を積み修得し更に実績を積み上げて
漸く納得行く処置が出来る様になる。
今44年の臨床経験から、可也目標に近接したと考えられるようになった。
大学病院に紹介し患者さんを診てもらうことは、殆ど無く近年では、癌の患者さん、白血病の患者さん、交通事故の患者さんが居られた位
でも時々40年振りに以前治療した後を見ることがあるが、20代の自分も頑張って丁寧な治療をしていたなと思う。
学会誌、その他種々のケースの写真を見るが、これだ、と思う写真をピックアップしそれをいつも手元に置き、このレベルにレベルアップしようと思う。
昨日より今日、今日より明日少しでも、上達したいと日々心掛けて此処まで来た。
これからも日々の精進を欠かさないよう頑張るぞ。

第152号 何歳を目標に(2)

患者さんに生涯自分の歯で好きな物を、しっかり噛む事が出来る状態を維持しましょう。
と申し上げる。
100歳越えた方が65、000人いる今の日本。
健康長寿を維持する方法として、良く噛み口のお掃除をしっかりする。
咬む事による体への効果は、先ず血液の循環が良くなる、筋肉の動きが活発になる、
胃腸に負担が掛からない、栄養摂取が十分出来る、美味しく食べたい物が食べられる、
刻んだりペースト状の食品ではなく本来の形で食べられる、精神的に喜びを感じる、
痴呆症などの老人性障害を防げる、自立して生活する習慣が身に付く多くの好影響が言われている。
既に80歳を越えられている皆さん、これから高齢になられる皆さんまだまだあなたの力は、
日本が必要としています。
是非良く噛んで、健康長寿を貫き活躍して下さい、歯医者が一生懸命お手伝いいたします。
あなたが100歳まで何でも噛めるように、私は頑張ります。
患者さんの希望に答えてお答えします。
100歳を目指しましょう。

第151号 何歳を目標に

患者さんから良く質問される。
どのくらい持ちますか?一生持ちますか?
結論から言えば、3~6ヶ月の定期的な経過観察と洗浄、清掃、貼薬を行えば
余程事故や、暴力的な力が局所に加わらなければ、生涯問題なく使えます。
と答える。
現在平均寿命が、女性が87歳、男性が81歳と為ってきている。
人の一生が長くなってきて、噛めることが健康長寿につながることを皆さん
理解されている。
44年間の臨床経験から、この患者さんの生涯をこの治療で何でも好きなものが噛んで
貰える様にしたい。
お一人お一人治療に取り掛かるとき心に念じながら治療をしている。


第150号 最終講義を終えて

1月31日太陽歯科衛生士専門学校、第36期生の国家試験対策の補講を行った。
第37期の歯周治療学は、先般終了していたので、昼間部、夜間部全ての講義を終了した。
第5期生から33年間随分と永い間、続けてこれた。
東京歯科大学の大先輩である故重浦先生に、やってくれないかと言われお引き受けした
のが学校との、最初の出会いであった。
4期生の3人が勤務し、5期生から実習生、卒業と同時に2人勤務其の後、数え切れない数の
実習生、勤務者、非常勤者いったい何人が関わってくれた事だろう。
36歳の私が今70歳本当に良くぞ頑張ったと、思う。
まだまだ実習生は、育てるから学校との繋がりは続くが、非常勤講師としての役割は36期生と
一緒に卒業である。
関係者の皆さん本当にお世話様でした。有難う御座いました。

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