第158号 歯牙の破折

随分昔になるが、歯の根が割れることを防ぐ、特に神経を除去した歯の破折を
防ぐのが歯医者の永遠のテーマになる、と話題になった。
永年問題なく使って頂いた治療した歯が、ある日突然歯茎が腫れ痛くて噛め無くなる。
勿論事故、暴力的な力、硬い物を力任せに噛んでしまった。
という例は患者さんも症状を、理解して貰えるが、普段何等問題なく、日常普通に使って頂いた歯が
突然噛めなくなる、或いは全く割れたのを気づかずに、平気に噛んでいた。
これは神経を取ったという事は、同時に血管も無くなり歯の新陳代謝が失われた結果、
象牙質の弾力が失われ、もろくなった事による破折なのである。
無論虫歯のばい菌が入り込んだ、感染した歯髄(俗に神経と呼ぶ)は、完全に除かなければならない。
又神経の無い歯が、全部割れるわけではない。如何にしてこの神経の無い歯の破折を防止するか、苦心惨憺して
この難問に取り組む、毎日である。


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