第177号 主訴 (自覚症状の内最も氣に為るところ)

旧来一般的に歯医者へは、好んで行きたくない所であった。
床屋さんや美容院へは、行くのが楽しくなる所、(歯医者のヤッカミ)なのに、こと歯医者となると
まるで死刑囚が13階段を、槍で突かれながら苦しみ抜いて上るが如く。
玄関まで来て、待合室まで来て、受付まで来たのにヤッパリ帰る。
あの音、神経に触るが如くの痛み、頭に響く振動等、幼い頃からの恐怖に満ちた記憶。
嫌だ怖い、死んでも行きたくない、痛いのは我慢する。
この繰り返しをしてる内に、どうにも我慢が出来なくなって終に来られる。
予診表を見ると我慢出来ない位痛み腫れている。とのこと。
このようなケースが過っては多く、どうにもこうにも我慢出来なくなって来るのが歯医者であった。
最近勿論前述の、死んでも行きたくない人が一杯いるが、半年に一回来てくれれば
大丈夫です、と言うといや2ヶ月に一遍来たい。半年も開くと不安だという方が随分増えた。
主訴は、歯の掃除をして欲しい、問題無いかチェックして欲しい、と言った方が沢山になった。
本当に、歯を大切にしたいと言う方が眼に見えて増えて来ている。
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第176号 口のお掃除

このブログで何度も書いたが、どれだけ繰り返してもまだまだ広まらない。
この情報は、懲りずに繰り返し提供するのが、歯医者の使命と心得、再び書く。
歯は磨くのではなく(摩擦しこするのではない)、歯と歯茎の間の隙間(歯肉溝と呼ばれる溝)
に残る汚れを取るのが本来なのだ。歯の表面はゴシゴシこすらなくても、この方法でやれば
綺麗になる。
最近の電動ブラシを見て貰いたい。以前のように横や縦に動くのではなく、また回転もせず
超音波で振動をさせる。
歯茎、歯を摩擦せず傷つけず歯垢を取る。
物理的に摩擦することにより、起こる歯質の欠損、歯肉の退縮を防ぐを大事にしている。
歯ブラシを当てたらこすらず、少し圧迫し震わせる。
テーブルを雑巾がけする時、平らな面はゴシゴシ大きく動かし拭くが、細かい模様の部分は
小さな動きでめの細かい所を、綺麗にする。
この動かし方で歯ブラシも動かしてほしい。歯茎、歯を傷つけずに口の中を綺麗にしよう。


第175号 真珠の歯

ご両親に大事に抱きかかえられて、5歳の坊や1歳10か月のお嬢ちゃんが入って来た。
可愛い笑顔怖がる様子もなく、ニコニコ「こんにちわ」。
抱っこされ座ると間も無く、パカッと大きな口を開けている。
綺麗な歯並び、余程丹念に磨いて貰った歯が光り輝いている。
霊長空隙、発育空隙共に理想的にあり、噛み合わせも全く問題ない。
優しそうな二親、すくすく育つ幼子達。
幸せ一杯幸福な家庭を、直感する。
6人を手に掛けた鬼とは何と非道な事、可哀想で哀れでならない。
天国で安らかに安寧に過ごされますよう、お祈り致します。
二人とも、どうぞ身体を大切に何時までもお幸せに、健やかに成長して下さい。
笑顔の口元から覗く綺麗な歯、得も言われぬ白さと輝き。
普段病気の歯を見慣れた 自分の目には、燦然と光り輝く最高の真珠。
健康の色である。見とれた自分も幸せ気分で一杯。
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