第156号 新しい命の誕生

前号で書いたように、大切な患者さんを、無念にも交通事故で喪うという悲しい遣り切れない思いをした。
そして其の後、昔からの患者さんとは言っても、当時乳飲み子だった子が、赤ちゃんを抱いて来院される。
人の世の移ろいとは、なんと表現すれば良いものか。
色んなことがあり、色んな人に出会い、別れ、又出会って行く。
毎日30数名の患者さんと向き合い、お話をする。
様々な事柄が起きては、過ぎて行く。
これからも患者さんの為に、自分の持てるものを全て出し切り、喜んで貰おうと決心する。
皆さん永く人生を楽しみ、美味しく食べ愉快に過ごそう。
歯医者がお手伝いしますから。
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第155号 何と傷ましい事か!!

高○美○○子さん。貴女は、40数年来、我診療室にとって本当に大切な方でした。いつまでも
何歳に為られても、あの元気な声で「院長先生宜しく御願い致します。」と来て頂きたかった。
ご子息から先生に直接お話したい、とのことで何かあったかな?と多少の心配をしながら
「母が亡くなりました」と聞かされた時は、鳥肌が沸き本当に仰天しました。
つい先日孫の話や、今は亡きご両親の話をし、又お出かけ下さいと別れたばかりだったのに。
右折するトラックに巻き込まれ亡くなったと新聞で知った。
何と御気の毒に、何と声をかけて挙げたら良い物か!
優しいお気持ちの持ち主で、お孫さんを大切にし、私の孫にまで様々な洋服を作って頂き本当に
有難う御座いました。
今は只ひたすらご冥福をお祈りし、亡きご両親様、亡きご主人様と皆様で、お子様やお孫さんの
お幸せを見守ってあげて頂きたいと、祈るばかりです。
悔しい!!腹が立つ!! 交通事故であんな良い人がこの世を去るとは。
合掌


第154号 私の目指す処(2)

95歳の患者さんを筆頭に90歳以上の方が、現在10数名元気に通って来られる。
カクシャクとしてお話もしっかりし、冗談を交えながら楽しく治療をさせて頂く。
大正10年生まれ亡くなったお袋と同い年の方、自分の母と思いつい気持ちが入る。
それにしても入れ歯であれ御自分の歯であれ、よく噛める方の元気の良さに驚かされる。
先日お見えいただいた時「先生これ食べてね」とチョコレートを戴く。
過去最高齢の方の、バレンタインデーのプレゼント、2人の孫からのプレゼントに感激し、又違う感激をする。
「来年も又あげられる様に」と仰る。
「是非待っていますよ」とお答えし必ず来年も再来年もその先まで、待っていますよ。
と心から願う。
本当に皆さんお元気で、浅草の心意気を見せて下さる、「あんたが具合悪くなったらホントに困るんだから
身体に気をつけて貰わないと駄目だよ」
逆に発破を掛けられる。
有難い人達である。
自分自身の目指す処は、此処である。

第153号 私の目指す処

各治療分野においてエクスパートに、ならなければ開業医として様々な患者さんの症状に対応出来ない。
これは大学時代の恩師の言葉であり、又親父の言葉でもある。
入れ歯を入れる、虫歯の治療をする、被せる、歯を抜く、根の治療をする、歯並びを替える、インプラントの処置をする。
等々それぞれ技術を要し大学で基礎を勉強し、学会、講習会、研究会で修練を積み修得し更に実績を積み上げて
漸く納得行く処置が出来る様になる。
今44年の臨床経験から、可也目標に近接したと考えられるようになった。
大学病院に紹介し患者さんを診てもらうことは、殆ど無く近年では、癌の患者さん、白血病の患者さん、交通事故の患者さんが居られた位
でも時々40年振りに以前治療した後を見ることがあるが、20代の自分も頑張って丁寧な治療をしていたなと思う。
学会誌、その他種々のケースの写真を見るが、これだ、と思う写真をピックアップしそれをいつも手元に置き、このレベルにレベルアップしようと思う。
昨日より今日、今日より明日少しでも、上達したいと日々心掛けて此処まで来た。
これからも日々の精進を欠かさないよう頑張るぞ。
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