記念すべき第100号、2年前から書き始めたこのブログ100回目になる。
改めて開業当初の気持ちに戻ってみたい。
第一大臼歯またの名を六歳臼歯とも言うが、咬合の鍵とも言われる、この歯を
生涯に渡って大切にする事により、他の歯が維持され噛む事が出来る。
生まれて乳歯がはえ始め、永久歯に変わり生涯噛み続けられるようにするを
最高の目標として治療をして来た。
一般歯科治療、こども歯科
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永久歯が並び終わって(12~15歳位)4、5年経つと、歯並びの一番奥に萌えて来るのが第3大臼歯
(親不知、智歯)である。
顎の大きさが決まりスペースが無い所に無理矢理萌えて来るので、良く埋まってしまったり
横になったり(埋伏智歯)する。
萌えない人もいる。日本人の半分ぐらいの人は、一本も無い人が居る。
太古の昔、木の実、葉っぱ、草、動物の肉、魚を生のまま食べていた時代は、この歯は
活躍していたが、調理をするようになってから退化し、萌えなくなっても来た。
萌えている人が、進化していないのではないので誤解しないように。
これが萌えて来るとき、又その後歯肉炎を起こすと、とても痛む。
智歯周囲炎という。
親不知とは、昔で言う子供が一人前になる歳、18歳頃に出てくるのでこう呼ばれた。
外国では知恵が付く頃と言うことでwisdom teeth(智恵の歯)と呼ばれる。
綺麗に出て噛みあってくれれば問題ない、が埋まったり横になったりするととても厄介だ。
歯茎が腫れ、つば飲み込むと痛い、口が開かない、食べられない、喉が腫れる、熱が出る。
等いろんな症状が出る。
治療方法は、抜歯が多く他の歯が問題の場合、残して利用する。
今年の夏は、お盆と共に過ぎ去ったかのような、拍子抜けの夏であった。
一ヶ月前は、暑いと悲鳴を上げていたのに、何と涼しいことか。
来院される患者さん、つい2週間前位は汗を搾って苦しそうであったが、
元気良く入って来られる。
話す姿も見るからに活発さを感じる。
ところで、23年振りに昔うちに居た衛生士が、非常勤として戻って来た。
18歳の時、臨床実習生として、実習に来てその後勤務をし、子供が生まれるので
子育てに専念するとの事で退職した。
その子が、もう23歳に成るとの事、時の経つのの速さに驚く。
仕事ぶりは全く変わらずよく動く。
自分も負けずに頑張ろう。